#パーマカルチャーとは

パーマカルチャーフラワー
パーマカルチャーフラワー

”パーマカルチャー”という言葉は、パーマネント(永続する)と

アグリカルチャー(農)そしてカルチャー(文化)を合わせた造語です。

 

「パーマカルチャー」は、1970年代にオーストラリアのタスマニア大学で教鞭をとっていたビル・モリソンと、その生徒であったディビッド・ホルムグレンによって、樹木、灌木、多年生草本類、菌類、根系、動物などに基礎を置いた永続可能な多種作物農法として始まりました。

 

それが、たんなる植物の自給生産という枠組みを超え、建築、エネルギー、教育、健康、経済、コミュニティー、などを含める人間生活全体をデザインするシステムになっています。

 

ビル・モリソンはタスマニアで狩りや漁を生業とし、暮らしに必要なものはなんでも自分たちで作っていた伝統的な社会の中で生まれ育ち「28歳ごろまでは、まるで夢のような暮らしをしていた」と言っています。しかし、やがてその暮らしは産業化文明のもたらす破壊や汚染を目の当たりにします。

 

 そこでその原因となっている政治や産業の仕組みに抗議しますが、ただ反対し続けるだけでは何も解決しないということに思い至り、「NO」ではなく「YES」の道(人間の暮らしが生態系にも寄与する、きわめて建設的な道)を模索しうまれたのが「パーマカルチャー」です。

 


パーマカルチャーの倫理
パーマカルチャーの倫理  

 

永続可能な環境を創り出すためのデザイン体系「パーマカルチャー」は以下3つの倫理を基軸としています。

 

1、Care of earth (地球に対する配慮)

2、Care of people (人々に対する配慮)

3、Fare share (余剰物の共有)

 

これを根本的な価値観として暮らしや社会をデザインします。

 

「パーマカルチャー」は「デザイン」であると言います。

 

私たちはずいぶんと自分自身の暮らしそのものを自らデザインするということから遠ざかっているように思われます。

 

現代の一般的な暮らしや社会のデザインでは残念ながら、人が生き物として必要なこと、また文化的に必要なことを満たしていくという当たり前のことが、生態系を破壊し汚染するという結果をまねいています。

パーマカルチャーで暮らしをデザインすると、人としての欲求を満たしながら生態系をより豊かにしていくことができます。

 

子供や孫の世代が安心して豊かにまた子供を育む環境を私たちが繋ごうとした時に、今私たちは、私たち一人ひとりが自分自身の暮らし方をデザインしなおすということが最も大切なことなのではないでしょうか。

 


 

「パーマカルチャー」には「こうしたらいい」という唯一の正解があるのではなく、それぞれが生きる環境と段階ごとにデザインがあります。

大切なことは、小さいことから少しづつデザインし、行動することです。

 

例えば、生ゴミを燃えるゴミに出すのではなく、生ゴミコンポストを置いて分解すれば、水分を持った生ゴミが焼却炉で大量の化石燃料エネルギーを使って燃やされることなく、それは微生物によって分解されてまた植物を健康に育ててくれる堆肥となります。

 

先ずは自分自身の暮らしを成り立たせている基本的な衣食住、職、コミュニティーなどを観察してみましょう。

 

 

「パーマカルチャー」の最も核心的なところは「どうすれば暮らしや社会が持続可能になりえるのかという視点をもち、自分自身がデザインし行動できる存在だということに気づくこと、そしてその行動を通して他者(自然や人々)と繋がっていくこと」だと思います。