*食べる実感菜園 講座リレーレポート17’


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  ◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる実感講座 第3回 ◆◆ 
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~カレー編~

3回目の実習となる今回は、前回準備をしたレイズドベッドに植え付ける野菜
のレイアウトを発表する所から始まりました。各チーム、植え付ける植物の組
み合わせは違っていてそれぞれに工夫を凝らしていました。
コンパニオンプランツの組み合わせを考慮した配置、蔓のある植物を竹スター
ドームに絡ませるデザイン、3シスターズに挑戦するチーム、などなど。
個人的には植え付ける植物が、横に広がるのか、背の高いものなのか、成長速
度は早いのか遅いのか、などの観点から組み合わせを考えているチームなども
あって、自分はあまりその時点で考えられていなかったので良い気づきを与え
てもらいました。各チームの植え付けデザインとメニューを発表した後 、コ
ンパニオンプランツについてケンさんから説明を頂きました。コンパニオンプ
ランツとは、隣り合った場所で育てる事で互いの成長を助け合うような植物の
植え方の事を言ったりしますが、ユリ科・マメ科・セリ科といった種類ごと特
徴や相性がある事を学びました。相性が悪い組み合わせもある事も学びました。
私はこれまで一つ一つの植物に対して相性の良いコンパニオンプランツを探し
ていましたが、このような原則を教わる事で、その植物が何科であるかを考え
て植物の植え付けデザインが適切かを判断できるように成長して行きたいと思
いました。
後半はケンさんのお家へ移動してインディカ米の田植えを行いました。苗は事
前にケンさんがお知り合いの方から譲ってもらっていたインディカ米の苗122
株を使いました。苗の発芽方法として、積算100℃の法則というものを学びま
した。これは稲の発芽について、10℃の水であれば約10日間といった感じで積
算すると100になる事からこのように呼ばれています。
この後、40℃ほどのぬるま湯につける事で一気に芽を伸ばすという事でした。
皆で10株弱ほど約2畝ある田んぼの端一列に2株ずつ30cm間隔で手植えしてい
きます。この30cm間隔というのも、除草具が通る寸法に合わせているとの事
で重要なポイントでした。講座の後半で個人的に印象的だったのは、少し田植
えから離れてしまいますがケンさんのお家そのものでした。
元々私がパーマカルチャーに興味を持ったきっかけは、この考え方が理論だけ
ではなく循環型の生活(社会)を日常生活の中で実践する事を目指していたから
でした。そして、その対象が農業だけでなく、住まいや経済やエネルギー、教
育とまさに生活全体を巻き込んだ実践で あった事に魅力を感じました。
しかし、本やネットで得た情報だけでは行動に移すまでのイメージがつきづら
く今回のPC講座の参加を決意したのですが、3回目にして実際ケンさんのお家
を拝見し、初めて「農」以外の側面を垣間見れた事、そして実際に循環型生活
が実現されているであろうそのデザインを目の当たりにして大きな衝撃でした。
頭の中で現実味の無いふんわりしたものを、実際に目の当たりにして、ますま
すモチベーションが上がりました。
残り6回、まだまだ沢山の事を吸収して、この講座を修了する時には自分で出
来る事がひとつでも多くあるように、引き続き日々の生活においてもPCの思考
で少しずつ進んでいきたいと思います。
次回は6月25日、植え付けた種や苗がどこまで元気に育っているかが楽しみです。

(受講生:南本(ダゥニー))


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  ◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる実感講座 第2回 ◆◆ 
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~カレー編~


2回目の今回のメインはレイズドベッドづくり。9月からのカレー作りの班ごとに
作業を進めました。
●まずは、前回作った木枠に柿渋を塗るところから開始。柿渋はタンニンの多い渋
柿を青いうちにつぶして1年ほどで出来るとのこと。その防腐作用により木枠を長
持ちさせます。今年の秋には柿渋も仕込んでみたいね、という話になりました。1
つずつ暮らしに活かせる知恵が増えていきます。
●そして、レイズドベッドに土を入れる。そもそも本講座の畑の土が粘土質で水は
けが悪いためのレイズドベッド。今回は座学で学んだ積層マルチ、落ち葉床、
Hugelkulturの3つの方法の中から班ごとに1つ又は2つを選びました。微生物を
増やして栄養豊富な土にすると同時に、雑草を抑え、乾燥や寒さから守り、雨の
跳ね返りも防ぐこれらの方法は、即、それぞれの栽培場所で活かされそうです。
●また、土を水に混ぜて観察したり、土のpHを測ったり、土の性質についても学び
ました。
●その後は「マナカマナ」さんの助言のもと、9月から作るダルバート(ネパール家
庭料理)の全容をまとめました。メインのカレー野菜、鹿、鶏の班ごとに、その回
のダルバートのメニューを考えます。必要な野菜の植え付けを次回に行うので、何
を植えるか、コンパニオンプランツを配慮してどのように植えるか、そしてその苗
又は種の入手までが宿題。次回まで、班ごとに連絡を取り合いながら進めることに
なりました。
今回はとても良い季節で良い天気。レイズドベッド作りで土を掘ったり落ち葉を入
れたりの土いじりはもちろん、外での講義もお昼も、外に居ることがとても気持ち
の良い1日でした。楽しみながら作る菜園。秋にダルバートを作って食べることを
頭に置きつつ、次回、自分たちのレイズドベッドに植え付けをするのが楽しみです!
(受講生:吉岡美香)

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  ◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる実感講座 第1回 ◆◆ 
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~カレー編~


兵庫県多可町のチャッタナの森で全9回の講座が始まりました。兵庫、大阪か
ら受講生とそのお子さん数名が集い、和やかな雰囲気の中、講座がスタート。
西宮の菜園講座に参加されていた方や自然のリズムで生きていきたい方、畑
と関わっている方、ネパールと繋がりのある方等、面白いバックグラウンド
を持った方々とこれから学んでいきます。屋外に出て自然の読み方講座。太
陽の位置の読み方、風の流れをうまく暮らしに取り入れる方法、木々の植生
や森の分解者の話など盛りだくさん!木々や森、生き物がその場所にいること
で発しているメッセージを読み取ると、より深く生き物達の息遣いを感じる
ことができるようになる。その感覚が芽生えたことが私の中で大きな収穫で
した。
昼食はChattanaさん特製のおにぎりとお味噌汁のセットに、持ち寄りの手
作りおかず。旬の食材を活かした数々の魅力的な家庭の味に、お腹も心も満
たされました。午後からは「パーマカルチャーって何?」という倫理や基礎
についてのお話。自然の働きの恩恵に預かる生活をしながら、自分も含め、
どれだけの人がそれに目を向けずに暮らしているかということに気づきまし
た。自然を観察し、自然がどういった意図で自分達を生かしているか知る事
で見えてくるものがたくさんあると感じました。それから、ネパール料理屋
マナカマナから来られている講師・兼受講生の矢田さんよりネパールの暮ら
し、これからカレー作りの為に、畑にどんな野菜を植えていくといいかとい
うお話があり、畑のイメージが少しずつ見えてきました。
次はレイズドベッド作り。受講生が2人ペアになり、電動丸鋸とインパクト
ドライバーを使って木枠を作っていきます。初めての体験にわくわく、自信
がついたという表情をされている方がたくさんおられました。最後は竹のス
タードーム作り。細長い竹を麻ひもで括り、図面を見ながら星形になるよう
に配置していきます。竹の配置の複雑さに苦戦しましたが、みんなで
アイディアを出しながら一つのものを作り上げていくプロセスはチーム
ビルディングそのもの! 1回目の講座から人と関わり合う体験がたくさんで
き、受講生同士の距離もぐっと縮まりました。スタードームがレイズドベッド
の上に掛かった時、ここから私達の菜園が始まっていくんだなという実感が
じわじわと沸きました。これから講座を通して、パーマカルチャーや菜園に
対する知識と経験が少しずつ増えていくこと、みなさんと何かを作りあげて
いくこと、お互いのリソースを分け与え合い、人との関係においても循環が
起きていくことを思うと、とても楽しみです。
                       小林ちさと(受講生)