*食べる循環菜園 講座リレーレポート 17’


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◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる 循環講座 第5回 ◆◆ 
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 ~生ゴミコンポスト~

西宮の講座、チャッタナの森の講座のダブル受講をしている、近藤久美子です。
どの講座も、居心地の良い人たち、元気な子供達に囲まれて、気持ちよく受講
しています。今回は西宮の講座のレポートです。

毎回講座前には、1人1人のこの1か月間にあった事の振り返りをシェアします。
今回は、心の内面の事とか、こうなっていたい心の在り方とか、気づきとか、
今までより深い話が多く、今まで以上にその人となりを知る事が出来たなあと
思いました。こんな事を感じているんだな、と私自身にも気づきが貰え、シェア
の時間は私の好きな時間でもあります。

全員の順番が終わったのが11時半近く。その後、皆が育てているレイズドベッド
の菜園の手入れ。うちのチームの菜園は、ラベンダーが咲き、ワイルドストロ
ベリーの苺の実もなってました。 ミニトマトは芽が広がって凄いことに。

他のチームも、ズッキーニ、ナス、 トウモロコシがいい感じで育っていたり、
プーさんのお母さまから頂いたお豆の種が、 ビヨーンとあり得ないくらい成長
していたり、それぞれ楽しく収穫しました。

午後からは「生ゴミコンポスト」について。
最初に、栄養素の循環とは?のお話。
生産者→消費者→分解者→生産者→消費者→分解者(円になって循環していく)
循環していくと栄養素をその場所で賄えて外から調達しなくてもよい。エコです。
人間は食べて消費してばかりですが、 生活していく上で出る生ごみをコンポス
トにしていく事で、ゴミも減らせるし、良い土壌づくりにもなるし、とても良い
事だと思いました。
ケンさんのリンゴ箱で出来た生ごみコンポストもお洒落です。 全然匂いません。
ピートモス+くんたんのコンポストと 竹パウダーのみのコンポストを見せても
らいました。簡単に出来るダンボールコンポストの作り方も教わりました。
生ゴミは入れすぎてもダメみたいですね。

箱のふたは、この時は使わなくなったTシャツを上に被せて、 紐で箱を縛ってい
ました。ケンさんの、お友達のポールさん(だったかな?)との思い出のTシャツだ
そうです。ふたに使うものは、通気性が良いものだといいとの事です。

それから、積層マルチのおさらいをしました。
積層マルチの原理も、コンポストと同じ原理だと分かりました。
積層マルチも2年目以降が特に良い土になっていくそうです。

最後は、ワイヤーメッシュという金網のようなもので、コンポストを作りました。
来年位になると、カボチャとかは実ができたりするそうです。

最後の振り返りは、バスの時間と重なって人数が減りましたが、
「夏の暑さで体調が今ひとつの人が多かったけど、 ここに来ると自然の風に
当たったり土に触れたり、 皆に会って元気になる」
そういう事を話す人が多かったなと感じました。

今回も、子供達の遊んでいる姿、それを皆が温かく見守る姿がいい感じでした。
私もほっこりした気分になって元気をもらえました。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
 
(受講生:近藤久美子)

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◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる 循環講座 第4回 ◆◆ 
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 ~摘み菜は身近な宝物~

今回は、摘み菜を伝える会代表の平谷けいこ先生と、野草茶の梅垣正治先生を
お迎えして、摘み菜について 発見、発想、発信する機会をいただきました。
この一か月の各自の報告会を経たあと、平谷先生に改めて自己紹介をしましょ
う、という段になって、先生から
「名前をフルネームで。今日ゲットしたいものは?ひとことで。そしてどこから
来たかをおしえてください」
とのリクエスト。そこから、平谷先生の世界が始まりました。 名前をフルネー
ムで呼ぶことの意味、今日ゲットしたいものをひとことで瞬間に言える事の意
義など、平谷先生の鋭い視点が入ります。野の菜(=野にある食べられるもの)
は、ヨモギ(キク科)、ススキ(イネ科)、クズ(マメ科)に分かれ、野菜という
区分では、それらがそれぞれ、キク科は菊菜、春菊、レタス、ゴボウ、イネ科
はイネ、麦、トウモロコシに、マメ科は大豆、さやえんどう、枝豆、小豆 等に
分類できることをみんなで理解し合いました。
<発見>
周辺に生えている草から、夏を涼しく過ごすために使える草をパッと見分けて
摘んできてください、という先生の指示のもと、各人が自分の考えで葉を選ん
で摘み、テーブルにならべ、その部分をなぜ選ぶのか、理由を探求しました。
柔らかい葉を選ぶとか、葉裏や付け根など、摘む際にも瞬時に判断する点があ
ります。 そして先生は、摘み菜は瞬間で摘むものだ、とおっしゃいました。
時間をかけて摘むのは摘み菜ではなく、歩きながら瞬時に判断して摘むのだと。
そして摘むときにも野の菜にお礼を言いながら摘ませてもらってね、と。
その後、机から離れて、畑周辺の小道へ。ポケットサイズで、野草を中に入れ
られるように先生が工夫してくださったメモを片手に、梅雨空のうっそうと
茂った草むらを目の前に発見タイムです。発見とは見分ける目を持つという意
味だとの事。 アキノノゲシ、アメリカせんだん草、みょうが、ふき、クワイ、
ヨモギ、ススキ、クズ、 せり、などなどを、見て、匂いをかいで、触って、
口にして、歯ざわりや苦み、香りなどを全員で確かめました。
<発想>
発想タイムとして、この野草を使った料理をする課題があり、受講生が汁物
チーム、焼き物チーム、和え物チームに分かれ、どれがどんな調理法で何に適し
ているのかを考えながら、野草を選びました。私は、和え物に適した野草って
何だろう?と最初から興味があったので、迷うことなく和え物チームに参加。
アキノノゲシ、アメリカせんだん草、みょうがの葉、そして玉ねぎを使って
和え物を作ることを、メンバーで決めました。あえてレシピは用意されていま
せんでした。灰汁をどう処理するか、何と混ぜて味をととのえるか、 メンバー
と相談しながら想像力や発想力を使って料理するのはクリエイティブで、新し
い組み合わせや、新しい方法が生まれ、即興音楽のように自由で楽しいもので
した。最終的に和え物チームが提供したのは、アメリカせんだん草の白和え、
みょうがの葉の白和え、玉ねぎとアキノノゲシの梅肉和えでした。白和えは塩
とピーナツで野草の味を邪魔しないような味付けをしました。器には、アカメ
ガシワを敷き素敵にデコレーション!汁物チームは、カンゾウの花(先生の台湾
お土産)のおすましに、ツユクサ、みょうがの葉、セリを薬味としておいしく
仕上げました。 焼き物チームは、クワイの若葉と米粉と、ふきの葉と茎を餅
粉と、みょうがの葉を米粉と、ヨモギを米粉と、それぞれ練って、少量の油で
揚げ、チヂミ風にしてくださいました。そのそばで、梅垣先生は、周辺で摘ん
だススキ、クズ、ヨモギをフライパンで煎り、ていねいにお茶にしてくださっ
ていました。個人的にはクズがこんなにおいしいお茶になってしまうのに驚き
ました。私にとって、クズの葉は「カメムシのいる臭い葉」という認識でしか
なかったからです。(ごめんね、クズさん♡) 言うまでもなく、テーブルに並べ
られたお料理は、すべて美味しいごちそうでした。
<発信>
摘み菜は身近な宝物。 来るときは雑草が生い茂るジャングル、という認識だっ
たスペースが、講座の後は、「摘み 菜路(みち)」という視点の転換が、参加
者に起こっていました。 体験する、ということを通さなければ視点の転換は
起こりにくい、というのは自説ですが、 先生からも、知識が知恵になるのは
暮らしの中で使っていくからであり、体験が愛情と結びつけば知恵になる、と
いう深い言葉もお聞きしました。
「自分の舌(ベロメーター)の感覚を使って、選ぼう、自分の舌を信頼しよう」
ほとんどの現代人は、他人が選んだものを食べているがゆえに、自分の舌や感
覚を信じることができない状態になっているというお話を先生がされたとき、
日々の生活で自分が感じていることと重なりました。 自分の感覚を信頼でき
ないと、他人の意見や思想に簡単に染まってしまいます。特に日本では、他者
と違うとネガティブに受け止める方向が強く、自分が感じたことを堂々と表現
できなかったり、自分の感じたことをひっこめたりして周りに合わせてしまい
がちです。 世間や多数意見と、合っているか間違っているか、が常に判断の
基準になってしまい、自らの感覚が信じられなくなり、どんどん頭でっかちに
なる。多数が信じていることを信じてしまう。自分で信じていないものなのに、
信じているふりをしてしまう。そうやって、本当の自分に嘘をつき続け、本当
の自分とますます離れていく…自分を信頼して選択し、選んだものに対する感謝、
畏敬の念を載せて堂々と誰かと分け合うとき、それは知恵へと変わり、それが
先生のおっしゃる「さわやかさ」へとつながっていくのでしょう。私にとって
先生のおっしゃる「さわやかさ」は、自立した幹を持った個人個人が、調和す
ることで生まれる風通しのよい状態、のような気がしました。自然にあるもの
は、すべて自立していながら調和しています。どれひとつとして偽って存在し
ているものもなく、どれひとつとして不要なものもありません。すべてが必要
で、か けがえのない大きな宇宙のサイクルのなかの一つです。そう思うとます
ます自然が愛おしく感じられ、感謝が湧いてきます。
この回でゲットしたいものとして、私は「食べられる発見」を掲げましたが、
食べられる野の菜の発見はもとより、野の菜から自然の愛と宇宙を感じ、人間
の生きる道を諭されたようで、“摘み菜路”が“哲学の道”となる発見をしたよう
な気持ちです。私もますます「さわやかに」、自分の感覚を信頼して、堂々と
分かち合って、地球に恩返ししていきたいと思います。

(受講生:松本理恵子)
ブログ: http://ecola123.blogspot.jp/
FB: http://facebook.com/reecom

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◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる 循環講座 第3回 ◆◆ 
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 普段は、「森のようちえん」の活動と「料理教室」をしながら、もう少しで
3歳になる息子を育ててます。佐道匡子(さどう まさこ)と申します。
「はじめよう!パーマカルチャー菜園講座」へは、息子とオットと3人で毎回
楽しく参加させて頂いてます。
最近、息子は「今日は畑?今日は森?」と聞きます。このパーマカルチャーの
講座へ行くことを「畑」と言っていて、とっても楽しみにしているようです。

【1か月の振り返り】
毎回、はじめに1か月間の気づきや学びのシェアをします。
皆さんのアクティブに活動されてるお話や、前回教えて頂いた堆肥を実践され
ている話を聞いて、とっても刺激になりました。
中には、前回の堆肥の講座以降、今まで雑草をゴミと捉えてたけど、宝の山に
見えてきたり、ただただ疲れる草刈りに意味が見出せて、草刈りの捉え方が変
わったというお話がありました。

【課題の 発表 苗付け】
前回、各グループでレイズドベッドに植える苗を、食べたいメニューを決めて、
コンパニオンプランツや日照を考慮して考えて買ってくるという課題が出され
ました。コンパニオンプランツや日照に関しての説明はあえてなく、それぞれ
で調べてくるというスタイルの課題は、いい意味で私たちの頭を悩ませました
が、前回の講義からの1ヶ月、各グループ、パートナーシップを発揮して、様々
なメニューを考えて、苗を準備する事が出来ました。
各自考えて、調べて、苗を買うことで、説明を受けてから動き出すこととは違
う、沢山の気づきや学びがあったと実感しています。

考えて来たものを実際植えてみて、デザインして来たものとは、全く違う配置
になって、面白さを感じました。これ から育ってくる、野菜やハーブが次ま
でにどんな変化が見られるのか、とってもワクワクしています。

【まとめ】
私たちのグループは、ハーブと野菜を半分半分で植えています。コンパニオン
プランツ等の説明を受けてから、考えていたら、こんなチャレンジはしなかっ
たかもしれません…
今回の講座を通して、とりあえずやってみる!行動してみる!体験を通して学ぶ
事の大切さを改めて考える事が出来、とっても素敵な学びの時間となりました。

(受講生:めぐみと森のようちえん 佐道 匡子)


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◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる 循環講座 第2回 ◆◆ 
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 ~土づくり、畑のデザイン~

毎月、夫婦+子ども(2歳8か月)と楽しく参加させてもらっています。
夫婦で和歌山市に毎日型の森のようちえんを創ろうと日々奔走する中で、
パーマカルチャーに出会い、私たちの暮らしと森のようちえんの保育に活かす
ために受講しています。

今回は「作物を育てるための土づくり」について、様々な方法を学びつつ、レ
イズドベッドでそのうちの一つである「積層マルチ」を試しました。

今回、学んだ土づくりは全て「堆肥化しながら野菜が良く育つ」「まぜたり手
を掛ける必要がない」という利用者視点のらくらく土づくりです。
しかも、いろんな種類の炭素分・窒素分を土に重ねることで「生物循環を創る」
というマインドが根底にあるので、地球にやさしく、かつ微生物も良く育ち、
土が豊かになるというそれぞれの要素が相互に作用して一石二鳥どころか三鳥
といっても過言ではない、合理的な土づくりと感じています。

昨年度の講義場所だったハニーガーデンさんにも、お邪魔させてもらいました。
昨年度受講者で創られた、キーホールガーデンとスパイラルガーデンに、大い
に刺激を受け、自分たちが今取り組んでいるガーデンの未来に胸を躍らせながら、
植わっているルッコラを食べたり、はちみつを試食したり、しいたけを頂いたり
昼食の各自持ち寄りも美味しくて、本講座は食べてばかりです(笑)
この他にも、作物に適した土についてや、種まきと肥料作りについてもレク
チャーがあり、受講生それぞれにとって持ち帰る学びがたくさんありました。

パーマカルチャー菜園講座の魅力的に感じるところは、実践者の「持続可能性」
に配慮されているところ、また必ず「余白」があるところです。大量の資材を買
いだす必要が無く、極端な話、何も買わなくても近くにあるもので出来るので、
パーマカルチャーを活かす私たち自身への「持続可能性」の配慮にも心を毎回動
かされます。また一つの「やり方」を教え導く形ではなく、いくつかのやり方を
提示した上で、参加者それぞれの持つ場所にあった形を模索し、私たち自身で選
択する「余白」を常に残されているというのも、学ぶ側としては想像力が掻き立
てられるのと、スモールステップ・できるところからスタートできるというのも
魅力です。

この2回の菜園講座でパーマカルチャーは「やり方」ではなく、自分がどうあり
たいのかという「あり方」を問うものだと強く感じます。「循環性」「多様性」
「多重性」「合理性」の4つのパーマカルチャーデザインマインドを、その人なり
に大切にしながら暮らしを営むことが、「持続可能な地球」に繋がっていくのだ
と思うと、ワクワクしてきました。それも、私たちそれぞれの与えられた環境の
中で、マンションでも、家に庭がなくても、コンポストがなくても、一人ひとり
私たちになりにパーマカルチャーが実践できる「余白」が残されています。いわ
ゆる田舎で自給自足的な生活をすることもパーマカルチャーな暮らしと理解して
いますが、移住しなくても、都会でもパーマカルチャーができる。そんな「余白」
が用意されているパーマカルチャーは本当に素敵です。
そんなことを「土作り」からも感じられました。
まだ着手できていない、新居の庭造りに早く手をつけたいとウズウズしています!

さて、今回は次回の講座までに宿題が発表されました。
宿題はレイズドベッドを作った受講生ペアで、畑のデザインをするという内容です。
次回までに
1)創りたい料理のメニュー
2)作付する品種(料理で使うメインの野菜など)
3)コンパニオンプランツを意識(日照や病害虫を考慮)して65cm×170cmのレイズ
ドベッド内に品種を配置・デザインの3つを考えます。

そして次回はその案を発表して、作業!
ワクワクします!
多様で多彩な受講生同士の関係性も深まる仕掛けも多く、毎回受講後のアクション
に繋がる本講座は本当に人に薦めたい学びの場です!

(受講生:めぐみと森のようちえん 佐道 大倫)


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◆◆ はじめよう!パーマカルチャー菜園 食べる 循環講座 第1回 ◆◆ 
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 ~地形の読み方と畝づくり、ホダ木づくり~

●地形の読み方
会場を歩きながら地形の読み方についての講義があり、自生している植物から
土地の特徴を知る方法や、木の枝ぶりや影、腕時計を使って方角を知る方法、
石や池の役割、水を確保する方法等を学びました。普段であれば気がつかない
ような場所に、セリやふきのとう等の食べられる植物があることに驚きました。

●パーマカルチャーについて
パーマカルチャーの倫理やデザインの基本、持続可能とは何かを学びました。

●畝作り
今回は水はけが良く、管理のしやすいレイズドベッド(縁を囲って高くした植え
床)を作成することになりました。大きさがバラバラな廃材の木を、初めて使う
丸ノコで恐るおそる切り木枠を作りました。お金を出せば寸法の揃った新しい
物が買える現代ですが、その場にある物を工夫しながら作っていくというブリ
コラージュの考えが興味深かったです。

●ホダ木づくり
きのこの原木栽培について説明を受けてから、しいたけの菌打ちをしました。
収穫までに2年程度かかるそうです。

これから11月まで、この場所で共通する想いを持った仲間と共に、パーマカ
ルチャーについての学びを深めていくのが楽しみです。
                       村田 介志(受講生)